丁寧に暮らす

ひょんなことからフランス製の鋳物ホーロー鍋staubを頂いた。厚みのある鋳鉄でできていて、片手では持てないほどズッシリと重い(本当に重い)。

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食材から出る水蒸気が蓋の裏の黒い突起を伝い、水滴になって落ちる仕組みになっていて、野菜から出る水分だけでの無水炊きもできる。弱火で10分くらい炊くと蓋の裏から水が滴り落ちて、味付けをしなくても本当に甘く感じる。
極め付けは米炊き。米に30分吸水させ、6分半中火にかけて沸騰させた後、10分弱火で炊いて10分蒸らす。これで、米の輪郭が凛と浮き出た艶のあるご飯が炊ける。ただし、少しの違いで味に差が出るので、時間と火加減を気にしながら待つ。
炊飯器なら、ボタンを押して待つだけの作業なのだけれど、staubの場合、この待つという時間がとても貴重に感じる。
全自動でないというだけで自分で作っている感がすごくて、いろんな料理をしたくなる。一眼レフカメラのマニュアルフォーカス撮影と同じような感覚。
簡単でないことでチャレンジ芯に火が付くし、より対象物に関心が行くようになる。
(恥ずかしながら、30分吸水のことなど深く考えたことがなかった)

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そして、洗う時も水で急に冷やさない、柔らかいスポンジで優しく洗う、焦げたら無理せず重曹でゆっくり焦げを落とすなど、扱いもデリケートなものなので、普段は鍋の手入れなど全然気にしないのだけれど、とても丁寧に扱っている。100均の器とは気持ちが全然違う。
こういう、丁寧に扱われるものをつくっていきたいとしみじみ思った。




2016.12.11 | 日々のこと'16-

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