透明に包まれて

つめたい空気に包まれて
からだはちいさく縮こまる

目を閉じて
大きく息を吸い込めば
からだの奥の方から
すっと透き通っていく

降り積もった雪に寝そべり
仰ぎ見た青空のような

サイダーを注いだグラスの
氷の中の気泡のような

透明なものは目に見えない

けれどぼくの前にあるのは
あまりにも透き通った
透明としかいいようのないもの

2016.03.26 | ことば

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