夜の木

数年前に、池袋のブックギャラリーポポタムで出会って以来、買わなかったことを心残りにしていた、インドの絵本「夜の木《原題:The Night Life of Trees》」が届いた。
(35歳の誕生日に。自分が35歳になる日が来るなんて考えたこともなかったけど、現にそうなっている。アラフォーへまた一歩。)

夜の木は、インドの工房で製作された部数限定のハンドメイドブックで、この表紙は4版になる。
今年の4月には5版が出る予定になっているが、鮮やかな若草色に惹かれて4版を選んだ(版ごとに表紙が異なる)。
4月まで待ちきれなかったのもあるし、そこそこいい値段がするので、誕生日くらいにしか買えないというのもあった。
本の裏側には779冊目を表す「0779 of 2000」のサインが刻字されている。

「夜」にふさわしい深い黒に染められた、ざらっとした質感の手漉き紙に、繊細なシルクスクリーンの版画。
華奢で柔らかいフォントと、黒いバックに白く浮かび上がる洗練された文字組み。
ベッドの傍に置いておくだけでも、なんだかパワースポット的な様相を醸し出している。
神社に参拝するときのあの感覚。
少し大袈裟だけれども、本当にそんな感じ。

本文「想像主のすみか」より
《菩提樹は完全な木ともいえ、そのかたちを陽に透かして見ると、葉っぱの形と同じなのだ。細部に全体が宿っているということだ。》

まさに、「神は細部に宿る-God is in the details」という言葉にふさわしい本だと思う。

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2016.02.01 | 日々のこと'16-

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